津波到達までの証言記録 初めて明かされた35分 大槌町

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津波到達までの証言記録 初めて明かされた35分 大槌町

津波到達までの証言記録 初めて明かされた35分 大槌町

2020年3月7日 19時31分

東日本大震災の津波で40人の職員が犠牲になった岩手県大槌町が、生き残った職員たちから聞き取った当時の証言記録をNHKは情報公開請求して入手しました。地震から津波に襲われるまでおよそ35分間の生き残った職員たちの行動の詳細が、記録から初めて明らかになりました。

大槌町では、震災で旧役場庁舎が高さ10メートル以上の津波に襲われるなどして、当時の町長など職員ら40人が犠牲になりました。

町は去年、記録誌の編さんにあたり職員への聞き取りを行っていて、NHKはその記録を情報公開請求しました。

開示されたのは、500ページに及ぶ職員など30人の証言記録で、当時の副町長や防災担当の職員らが地震から津波に襲われるまでのおよそ35分間の行動やその理由について語っています。

当時、気象庁は岩手県沿岸に大津波警報を発表していましたが、当初、高さの予想が3メートルだったことや、大津波の経験がなかったために、多くの職員が津波は防潮堤を越えないと判断してしまったと証言しています。

一方で、高台に避難をして助かった職員の中には、60年前のチリ地震の津波で被災した教訓が生かされたという人もいました。

また、避難をすることができなかったもう一つの大きな理由として、「消防団など災害対応にあたる人たちがいる中で、役場だけが避難する判断はできなかった」などと、職責に縛られていたことをあげる人もいました。

震災から9年がたとうとしていますが、証言をした多くの職員は同僚を助けられなかったことについて、今でも自責の念を抱えていると胸の内を明かしていました。

当時、防災担当の主幹として対応にあたっていた平野公三町長は、「犠牲になった職員には助けられずに本当にごめんなさいという思いでいっぱいだ。職員の命を守らなくてはいけないという教訓を被災地だけでなく多くの人に伝えていかなくてはならない」と話しています。